バシ|モルディブ女性のみプレーできる背面サーブスポーツ

“真珠の首飾り”と称される美しい島々として有名なモルディブ。

 

東京23区の約半分の面積に、人口50万人が住むモルディブにおいて

「サッカー」の次に人気のあるスポーツ、、

 

それが「バシ(bashi)」です。

 

実はモルディブでは国技とされている程のポピュラーなスポーツなんです。

 

バシ(bashi)とは?

 

モルディブ国内で伝統的に女性のみがプレーするスポーツ。

「バシボール」とも呼ばれています。

 

バシはモルディブ国内でのみ楽しまれており

それ以外の国においての情報はありません…。超ガラパゴススポーツですね。

 

ちなみに、モルディブの公用語は「ディベヒ語」という言語で

Google翻訳に無い言語ですので、情報があっても分からないという事態です…。

 

バシ(bashi)の発祥

 

元々は、モルディブの初代大統領が

木製のバットとココナッツの葉で作られたボールで遊んでいたことから起源していると言われています。

 

女性の利益を促進するという彼の使命の一環として、1953年にこれをスポーツ化しました。

それ以来、バシはテニスラケットとテニスボールでプレーされています。

バシ(bashi)のルール

ルールは簡単。

 

テニスのように、真ん中にネットがあるコートでプレーされ

各ゲームには2回の攻守があり、野球のように2つのチームが交代でピッチングを行います。

 

攻撃側(サーブ側)のプレー

バシの最大の特徴は、サーバーとなる人がネットに対して背を向けてサーブするところでしょう。

この背面で打つサーブをバシでは「フォアリサーブ」と呼びます。

フォアリサーブでは、12個のボールを頭上で素早く打ちます。

 

背面のフォアリサーブが終わると、最後の1球のみ通常のテニスのように前を向いてサーブします。

これを「サップサーブ」と呼びます。

 

つまり、

背面サーブ(フォアリ)を12球打って、その後に通常のサーブ(サップ)を1球打つ一連の流れが攻撃側です。

守備側(キャッチ側)のプレー

 

ネットの反対側にいる8人の守備側の選手は、

攻撃側からサーブされたボールを地上にバウンドする前にキャッチすることでポイントが獲得できます。

(フォアリだと1点、サップだと5点)

 

この攻守を2回繰り返し、最も獲得ポイントが高いチームが勝利というシンプルなルール。

 

まとめ

モルディブ国内でのみ、かつ女性のみで楽しまれているバシ。

でも、実は指が折れてしまうこともよくあるぐらい、ちょっと危険なスポーツ。

 

↓世界の危険なスポーツ×4選↓


至近距離で放たれるバシのサーブは最大時速100kmになることもあり

守備側の選手は保護のために指にテープを留めています。

 

そこまでしてでもやりたいバシには、何か隠された魅力があるのかも…。

 

モルディブに行った際には、一度体験してみてはいかがでしょうか。

 

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