【近代五種】まさにキングオブマイナースポーツ!過酷で複雑な東京五輪種目とは?

【近代五種】まさにキングオブマイナースポーツ!過酷で複雑な東京五輪種目とは?
過酷で複雑なルールがクセになる

 
 
どうも!
マイナースポーツ部です。
 
今日のマイナースポーツは!
 
1人の選手が5つの競技を連続して行う
まさにキングオブスポーツ
 
 
しかしながら、日本の競技人口は30名程の
まさにキングオブマイナースポーツ…。
 
 
 
その名も、
 
 「近代五種」
 
について解説していきます
 
 
記事中では実際のプレー動画や
大会・体験会情報も紹介してますので是非最後までご覧ください(^^♪
 
 
↓10秒で分かるこの記事の概要↓
・5種目を一気にやっちゃう過酷な競技
・ルールが複雑すぎて逆に面白い(笑)
・東京五輪が最後になるかもしれない…。
 
 
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近代五種とは?

 
近代五種とは、その名の通り、1人で5種目を連続してプレーする競技です。
 
5つの種目…
フェンシング・水泳・障害馬術・射撃・ランニング(3,200m)
 
日本では、なかなか馴染みがないマイナーなスポーツですが
ヨーロッパを中心に人気を集めている競技で、5種類の競技を抜けなくバランスよくプレーし高得点を狙うことが必要とされ
人間の総合的な身体能力を求められる、まさに「キングオブスポーツ」という名にふさわしい競技。
 
2020年の東京オリンピックにおいても正式種目として採用されています。
 

どこで生まれた?

 
近代五種は、19世紀に近代オリンピックの創立者であるクーベルタン男爵により提案されました。
 
由来は、戦の際に
 
 川を泳いで、
 丘を走り、
 馬で敵陣に乗り込み、
 銃や剣を操る騎兵
 
をヒントに競技として考案されました。
 
そこから1912年のストックホルム五輪にて正式に種目として採用・プレーされ
日本にも1960年のローマ五輪から日本代表として選手が出場し始めるほどに。
 

もしかしたら、東京五輪で観られるのは最後…?

実は歴史も古く、由来もしっかりしている近代五種ですが…
 
実は、
日本の近代五種の競技人口は30人程で、世界でも300人程と言われています。
 
さらに、日本だけでなく世界的にも競技人口が減少しつつある中で
今回の東京オリンピックが最後に、次回から削除されるという噂もあります…。
 
それもそのはず。
 
日本には、銃刀法という法律の壁があるだけでなく
フェンシングや馬具などの必要用具を一式揃えるのに最低でも200万円程かかるよう。
(※現在ではレーザー銃が使用されている)
 
普及にはまだまだ高いハードルがありますね…。
 
五輪種目として採用され100年近い歴史を誇る近代五種。
最後になるかもしれない東京五輪では是非観てみたいです。
 

実際に動画を観てみよう!

 
それでは、知っておくべきルールを紹介する前に
まずはキングオブスポーツ近代五種を実際にプレーしている動画をご覧ください!
 
選手たちの様子から、その過酷さが動画を通して伝わるかと思います。
 
何度も言いますが、
「これ、たった1人でやるんです。」
 
 

これで楽しめる!近代五種の8つの超基本ルール

 
馴染みの薄いマイナースポーツ、近代五種。
ルールについても普通の競技とは少し異なるので
これだけ知っておけば近代五種を楽しめる8つの厳選した基本事項を紹介します。
 

①各種目で得点をなるべく多く獲得することが大事

近代五種の大前提です。
各種目で得られる点数の合計を競います。
 
具体的な得点基準については結構複雑なので
詳しくは後述しますね。
 

②種目の順番

近代五種の競技順番は一般的には
フェンシング→水泳→馬術→射撃+ランニング
 
となっています。
 

③試合時間は丸一日

例えば、陸上100m走は約10秒で競技自体が終了します。
 
では近代五種はどうでしょうか。
 
答えは、おおよそ丸一日
 
前回の日本選手権は
準備日・表彰式も含めると、3日間という驚異的日程。
 
さすが、近代五種。
 
選手だけでなく、観てる側もへとへとになりそう。
 
それでは次に
順を追って簡単に各種目のルールを解説していきます。
 

④フェンシングは1分間の勝負

フェンシングは、エペという種目で1分間の一本勝負で得点が決まります。
「エペ」…全身が有効範囲で、先に相手を突いた方が勝ちという種目
 
フェンシングでは、出場する選手が総当たりで試合をします。
そこでの、勝率を基準に獲得点数が左右されます。
 
【得点基準】
・勝率70%で250点。
・70%を上下することで点数も変動する。
(出場人数により変動する点数も変わる)
 

⑤水泳は200m自由系

男女ともに、200mを2分30秒でゴールすると250点を獲得できます。
この2分30秒を基準に、±1秒毎に2点が増減するルールとなります。
 
ちなみに、200m自由形の男子世界記録は約1分40秒です。
 
余談ですが、男子小学生の200m自由形日本記録は「1分59秒」。
小学生って意外と速い…。
 
【得点基準】
・2分30秒で250点
・2分30秒±1秒で±2点変動

⑥馬術は障害物を飛び越える

馬を操り、計12個の障害物(最高高さは120cm)を飛び越える種目です。
300点満点からの減点方式で得点が決まります。
 
ちなみに、馬は抽選により貸与されます。
 
【得点基準】
・300点満点からの減点方式
・減点基準は不明。
 

⑦射撃は50秒以内に5的を狙う。それを合計4回

使用する銃は、電子式のレーザーピストルで
制限時間50秒以内に5つの用意された的に命中させなければいけません。
 
50秒の射撃タイムが終わると、
後述しますランニングの時間になります。
 
射撃・ランニングは一回終わるごとに交互に計4回ずつプレーされます。
これを「コンバインド」と呼び、一つにまとめられがちです…。
 
このコンバインドからルール・得点基準が複雑になります。
 
それは、
 
前述の3種目(剣・泳・馬)での合計点数により
このコンバインドをスタートできる時間が決定されるのです。
 
 
【スタートできる基準】
・前述3種目での合計得点を1点=1秒とし
・点数差によりトップからコンバインド種目を開始
 
【得点基準】
・射撃とランニングの合計時間をもとに点数決定。
・基準は、13分20秒=500点。

⑧ランニングは800m×4回

剣で相手と戦って、馬に乗って、泳いで、射撃して…
 
その次はシンプルな800mのランニングを計4回です。キツイ。
 
そして、射撃×4回、ランニング×4回を全て終わらせ
一番先にゴールできた選手が勝利となります。
 
つまり、4回目の射撃が終了して、最後の4回目のランニングで
一番速くゴールした選手が勝ち。
 
これは、剣・泳・馬・射・走の最後の800mを残して
得点トップだった選手が、最後の800mで追い抜かれたら、
いくら点数が勝っていても優勝を逃す…。ということなのか?
 
なんだかよく分からんが面白すぎるぜ、近代五種。
 
【勝利基準】
・一番速くゴールする。(たぶん)
 
(ルールについての参考:日本近代五種協会
 

世界記録と日本記録

得点の入り方は前項で説明しました。
では、実際にトップの選手はどれくらいの点数を獲得しているのでしょうか。
 
今回は、
2018年10月31日より開催された日本選手権の男子の記録をもとに紹介します。
 
日本選手権での見事1位に輝いたのは、嶋野光 選手
日本近代五種協会の強化指定選手にも選ばれている凄い方です。
 
優勝した時の得点は、以下の通り。
フェンシング…235点(基準:250点)
水泳…314点(基準:250点)
馬術…293点(満点:300点)
射撃・ラン…637点(基準:500点)
 
合計点数…1,479点
 
この得点も素晴らしいのですが
一番驚くべきことは、この大会において
1位から5位までの得点差が31点以内にひしめくという意外な接戦っぷり。
 
こういうのって、差が開きそうな競技という勝手なイメージでした。
 

公式試合や大会情報

 
近代五種は、オリンピック競技としても採用されているほどですので
全世界で様々な大会が開催されています。

世界での大会

 
世界に目を向ければ、
やはり「近代五種世界選手権」が一番メジャーです。
 
男子は1949年から、女子は1981年から
世界各地でほぼ毎年開催されてきた世界選手権。
(ちなみに、日本での開催は未だありません。)
 
 
累計メダル獲得数上位5か国
 
 
獲得メダル総数(金・銀・銅)
1位
ハンガリー
129個(53・43・33)
2位
ポーランド
71個(34・16・21)
3位
ソビエト連邦
71個(32・25・14)
4位
ロシア
69個(20・30・19)
5位
イギリス
50個(19・18・13)
(出典:Wikipedia)
 
ハンガリーが他国を圧倒する強さですね。
ロシアも、ソ連時代を合わせればそれに匹敵するほど。
 

日本での公式試合・大会情報

 
日本国内では、2018年10月31日~11月2日に
東京都調布市を中心に「全日本選手権大会」が開催されました。
 
ちなみに、
以下日程で定期的な記録会が実施されます。
見学だけなら行けそうですね。
日時:2019年1月27日(日) 8:00~14:30
場所:日本体育大学世田谷キャンパス
住所:東京都世田谷区深沢7-1-1
 
詳細はこちら
 

日本代表って強いの?

 
近代五種の日本代表は世界に通用するのでしょうか。
 
前述の世界選手権では、
これまでに約70回ほど開催された中で、銅メダルを一度獲得したに留まります。
 
国内の競技人口が30名程度という状況も考えると、厳しい感じは否めませんが
今後も期待したいマイナースポーツです。
 

日本で体験できる場所は?

 
実は直近でイベント(体験会)が開催されます。
 
2018年の全日本選手権が開催された
東京都調布市でキングオブスポーツ近代五種を体験できます。
 
 
【イベント詳細】
日時:2019年2月2日(土) 14:00~16:00
場所:調布市内
内容:五輪選手による体験談やルール、見所、射撃の体験等
 
先着順35名まで
※申し込みは2019年1月4日9時より電話にて予約できます。
 
【予約申込先はこちら(電話のみ)】
調布市西部公民館
電話番号:042-484-2531
 
今回、講師を務めてくれるのは
日本近代五種協会指定選手である黒須成美さんです。
 
 
 
その他マイナースポーツの体験会については
こちらの最新カレンダーをご覧下さい(^^♪
 
 

近代五種のココが凄い!

・系統の異なる種目をバランスよく行う総合身体能力
・東京五輪では生で観戦できる!
・ルールが複雑で逆に面白い

まとめ

 
5種類の競技を一気にやっちゃう過酷なスポーツ、近代五種。
 
体力だけでなく、幅広い運動能力も要求されるスポーツですので
なかなか気軽に出来る訳ではありませんが…。
 
自信のある方は、他の競技と比べてライバルも少ない環境なので
案外あっという間に日本代表になれるかも…!
 
東京オリンピックで五輪最後になるかもしれない近代五種。
 
せっかく、日本で観られるチャンスなので
これを機に近代五種をアナタも体験してみてはいかが?
 
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