
第2のオリンピック
どうも!
マイナースポーツ部です。
この記事をご覧のアナタ。
「ワールドゲームズ」をご存知ですか?
聞き馴染みの無い方も多いかと思います。
今回はいつもの記事とは趣向変えて、
第2のオリンピックと呼ばれる
ワールドゲームズという大会について解説していきます。
↓10秒で分かるこの記事の概要↓
・ワールドゲームズとは、五輪のサブ的存在
・日本もかなり好成績を残している大会
・次は2021年!アメリカで開催
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ワールドゲームズとは?

そもそも「ワールドゲームズ」という言葉が
日本においては、なかなか馴染みが無いと思われます。
一言で表すならば、
「オリンピックの補完的大会」です。
オリンピックでは採用されていない種目を中心に集めた大会で
時期はオリンピック同様に4年に一回開催されており、
通常、夏季オリンピックの翌年の夏に開催されます。
記念すべき第一回ワールドゲームズは、
1981年にアメリカ・バーミンガム州で開催されました。
オリンピックの第一回(1896年)と比べると
約100年遅れてからのスタートとなりました。
オリンピックとは何が違うのか

第2のオリンピックと呼ばれる、ワールドゲームズ。
それでは、オリンピックとの違いは何でしょうか。
一番大きいところで、以下の点が異なります。
オリンピック(2016) | ワールドゲームズ(2017) | |
競技の数・種類 | 28競技 | 31競技(五輪以外の競技) |
開催年度 | - | 夏季五輪の翌年 |
オリンピックには無い競技、つまり比較的マイナースポーツが
競技としてワールドゲームズに採用されています。
採用される種目の基準は?

ワールドゲームズに採用される種目は、オリンピックに無い種目ですが
それ以外にも実は厳格な基準が存在します。
①オリンピックに採用されていない種目
②世界4大陸・40か国以上に協会が存在する
③世界選手権などが3回以上開催されている
これまでのワールドゲームズの結果まとめ
↓過去の結果一覧↓
開催年 | 開催国 | 最多メダル獲得国 | 日本の結果 | 参加国数 |
1981 | アメリカ | アメリカ(99個) | 5位(16個) | 32 |
1985 | イギリス | イタリア(78個) | 10位(8個) | 34 |
1989 | ドイツ | イタリア(51個) | 10位(13個) | 37 |
1993 | オランダ | ドイツ(54個) | 13位(5個) | 49 |
1997 | フィンランド | アメリカ(46個) | 8位(14個) | 48 |
2001 | 日本(秋田県) | ロシア(44個) | 7位(25個) | 49 |
2005 | ドイツ | ロシア(57個) | 11位(18個) | 60 |
2009 | 台湾 | ロシア(47個) | 12位(15個) | 62 |
2013 | コロンビア | ロシア(53個) | 11位(10個) | 59 |
2017 | ポーランド | ロシア(63個) | 7位(22個) | 63 |
2021 | アメリカ | ? | ? | ? |
※()内の個数は、金・銀・銅メダルの獲得合計)
ご覧の通り、近年はロシアが圧倒的に強く
2001年から負けなしのメダル獲得数首位です。
また、日本代表も世界の上位に食い込む成績を残しています。
近年だと参加国も増加している状況ですので大健闘ですね。
あと、2001年には日本の秋田県で開催されたんですよ。
当時は全国放送されたそうですが、
皆さん、ご存知でしたか…?
2017ワールドゲームズの種目一覧
2017年のワールドゲームズは、
7月中旬にポーランドの都市ヴロツワフにて開催されました。
第10回開催となったこの大会では
合計で31種目のスポーツが公式種目として採用され
世界各国から4,000名以上のアスリートが参加しました。
日本からも、98名のトップアスリートが活躍しました。
↓2017年の競技種目はこちら↓
エアスポーツ | アーチェリー | ビリヤード | ブールスポーツ |
ボウリング | カヌーポロ | ダンススポーツ | フィンスイミング |
ファウストボール | フロアボール | フライングディスク | 体操 |
ハンドボール | 柔術 | 空手 | コーフボール |
ラクロス | ライフセービング | ムエタイ | オリエンテーリング |
パワーリフティング | ローラースポーツ | スポーツクライミング | スカッシュ |
相撲 | 綱引き | 水上スキー・ウェイクボード | アメフト |
ローイング | キックボクシング | スピードウェイ |
(※赤文字:日本代表選手が参加した競技)
(※ :そのうちメダル獲得できた競技)
多くの競技・種目で日本代表選手が大活躍しています!
それでは次の項では、
日本代表の活躍した競技について解説していきます。
2017年ワールドゲームズでの日本代表の活躍

2017年開催のワールドゲームズでは
日本は、総合7位で22個のメダル(うち9個金メダル)という
素晴らしい成績を残してくれました。
ちなみに日本が金メダルを獲得した種目は
・エアロビクス体操/トリオ混合
・空手
・ライフセービング(4×50mリレー)
・スポーツクライミング
・ウォータースキー&ウェイクボード
中でも、空手の種目においては合計4個の金メダルを獲得し
日本は空手が強い国であることが改めて分かります。
また、ライフセービングでも合計4つの金メダルを獲得しており
流石、島国ニッポンです…!
次の2021年ワールドゲームズは?

次回のワールドゲームズは、2020東京オリンピックの翌年である
2021年7月15~25日にアメリカのアラバマ州バーミンガムにて開催されます。
このバーミンガム州は、何を隠そう
第一回ワールドゲームズ開催された地なのです。
この歴史ある場所にて、第11回目の大会が開催されます。
詳細はまだ分かっていませんが
今後も注目していきます!
まとめ

第2の五輪、ワールドゲームズ。
オリンピックの補完的要素が強いイメージの大会ですが
実は採用されている競技は、どれも大きなポテンシャルを秘めており
全世界の人に楽しまれているのも事実。
日本国内では、認知度が低い印象を受けるワールドゲームズですが
日本代表選手が世界の名だたるトップアスリートに引けを取らずに
名勝負を繰り広げているので、今後も注目ですね~
次は、2021年!
楽しみにしています。
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